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  • 執筆者の写真fujii

展覧会へ行こう!vol.10


こんにちはfujiiです。 桜の開花がはじまって“春”がきたな~と思う今日この頃。

みなさん花粉症は大丈夫ですか?

さて、今回は画家・絵本作家ヒグチユウコさんの個展へ行ってきました。 今回の個展は、これまで出版されている絵本の原画や、

最新作品集の原画などなど、ヒグチユウコさんの約20年にわたる画業で描かれてきた500点以上の作品公開というかなり大規模なものです。 緻密なタッチの原画を、実際に自分の目で見ることができる貴重な機会だと思います。

「ヒグチユウコ展 CIRCUS」 会場:世田谷文学館〈東京会場〉 会期:2019年1月19日(土)〜2019年3月31日(日)

残念ながら東京会場は3月末までですが、巡回展なので今後各都市でも開催されます。 公式サイトで巡業日程など順次公開されてます。(茨城にもきてくれないかな…)

世田谷文学館の入口からヒグチユウコワールド全開です。

今回は当日券を現地で買いました。

チケットがとても可愛い!

和紙のような質感のある紙なんですが、プンペルという紙を使用しているそうです。 会場内もちょっとした所に可愛い装飾が施されており、

会場全体のワクワク感が素晴らしいです。

企画展示室の入口までは階段を上がっていきます。

入口まで続いている赤いバナーや入口のカーテンなど、

企画展のテーマである“CIRCUS”の雰囲気が出てて素敵でした。 この赤いカーテンをくぐって“CIRCUS”会場に入ると、

そこはもう完全にヒグチユウコワールドです…

作品の見応えがスゴイ事はさることながら、室内の空間演出がとにかく凝ってました!

実は、世田谷文学館に着いて早々、入口の自動ドア(写真2枚目)を見た時点で、

既に期待値が膨れ上がったのですが、期待を上回るくらい空間演出が素晴らしかったです。

ヒグチユウコワールドにどっぷりと浸かれる個展だと感じました。 ぬいぐるみ作家さんのコラボ作品や、会場で流れている音楽などなど、

とにかく細部まで作りこまれており、作り手の熱量がスゴイです。

最近ではすっかりイラストもデジタルが主流になりつつありますが、

ヒグチさんは基本的にミリペンを使ってアナログで描かれています。

なので、どんなモノにも“原画”があるそうなんです。

今回の個展のロゴなどの原画ももちろん展示してありました。 1枚目の看板写真にあるCIRCUSのメインビジュアルに関しては、原画の隣に作業動画が並べて展示されており、ミリペンで緻密に描かれていく様子にみなさん釘付けでした。

超緻密なイラストが“一発描き”で仕上がっていく動画に私も釘付けになりました。

ヒグチさんは下描きを消す時などに紙が痛むので、ほぼ下描き無しの一発描きでいつも描くそうです。驚愕。

一発描きとは思えない豊かで個性あふれる表現のヒグチユウコさんの作品は

本っっっ当に超絶緻密に描かれているものが多いので、 乱視気味の私の視力ではもはや限界!って思う事もしばしば…

(虫眼鏡を持参したくなりました・笑)

展示室の外のエリアには大きな作品展示もありました。(↓ここは撮影OKです)

壁一面に展示されている巨大なワニくんとギュスターヴくん。

みなさんココで記念撮影して楽しんでました。

久しぶりに都内の展覧会へ行ったのですが、

たっぷり刺激をもらって充実した時間を過ごせました。 今年も色々なモノを見て、感じて、その経験が自分の糧になればいいなと思います。 (…とりあえず、ヒグチさん愛用のホルベイン プロカラーペン買おうかな)

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