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標識

  • 執筆者の写真: おに
    おに
  • 2016年12月16日
  • 読了時間: 2分

更新日:2020年3月5日


お久しぶりです「おに」です。

もうすぐお正月休みですが、皆さん何処かへお出掛けでしょうか?

帰省する方も多いと思いますが、そんな時よく利用するのが高速道路ですよね。

今回はそんな高速道路の『標識』の話しをしたいと思います。

高速道路の標識の和文書体は、「公団ゴシック」という書体が使われています。

この書体は日本道路公団が開発した独自の書体で、視認性を重視した直線的なデザインで、遠くからでも、移動する車からでも認識しやすいように、画やハネが省略されている独特な書体になっています。

そんな「公団ゴシック」ですが、2010年から「ヒラギノ角ゴシック体W5」に変更になりました。(ヒラギノはアップル社の製品でも採用されているので、見慣れている人も多いと思いますし、広告業界の人はよく利用されてますよね。)

今後は、徐々に高速道路の標識の変更が行われていくそうです。

       ※三鷹の「鷹」、豊中の「豊」が省略されています。

変更理由についてですが、「公団ゴシック」の独特なデザインの開発者が亡くなったことにより書体の統一性が保てなくなったこと。

例えば、上記の「京」の同一文字でも前後の漢字によってバランスを変えるため、新たに漢字を作成する場合の統一性の問題みたいです。

また省略の仕方が独特なため誤字なのではという指摘があった事が原因のようです。

多くの看板はまだ「公団ゴシック」が残っていますが、今後は目にする機会も減ってくると思います。味のある素晴らしい書体なので寂しい気がします。

普段あまり気にしていない『標識』ですが、もっと注意深く観察してみようかな。

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