こんにちはfujiiです!
ゴールデンウィークもあっという間に過ぎて、最近は初夏の陽気になってきましたね。
さて、今回から『展覧会へ行こう!』と題して、
私が実際に行ってきた展覧会レポを連載していこうと思います。
今回は、日比谷図書文化館の特別展
かわたまさなおコレクション「シンデレラの世界展」
~アメリカに渡ったシンデレラ・ストーリー~
会期:2016年4月23日(土)~6月22日(水)
シンデレラといえば昨年実写映画も公開され、ディズニーを連想する方も多いと思いますが こちらの特別展では「夢に向かって着実に努力を続ければ、誰もが必ず成功できる」という
“アメリカン・ドリーム”を体現する物語として19世紀アメリカで出版ブームを迎えた際の
貴重な絵本のコレクションを中心に、約150点の様々な展示品を見る事ができます。
(写真)会場でいただいた素敵な冊子
展示はアメリカの時代背景とともに移り変わるシンデレラの絵本が中心で構成されていましたが、中でも面白かったのは手彩色絵本や印刷技術の変化による絵本の比較が見られる展示です。
原画が同じ絵本でも彩色方法・印刷方法で印象が大きく変わり、印刷技術の向上というのは大きな影響があっただろうと感じました。
また、19世紀アメリカで出版された絵本の多くがイギリス版を複製した海賊版なんですが、このアメリカ版とイギリス版の比較展示も間違い探しのようで非常に面白かったです。
他にも、100年前の絵本に描かれたドレスや服の再現や、飛び出す絵本、シンデレラモチーフの製品広告類(←コレもの凄くオシャレでした)、短編作品の上映などなど、とても充実した展示内容。昔の絵本の表紙デザインというのは文字のレウアウトが独特で、まるで飾り罫の一部のように華やかなものもあり、展示物一つ一つがデザイン面でもとても勉強になるものも多かったです。
観覧料は一般300円。300円でこんなに満足感が得られるなんてお得だなぁ〜としみじみ思っていたのですが、最後の最後になんとも楽しい「あなたもシンデレラに!」という撮影コーナーまでありました。
展示の後半になると「パシャっ!」とシャッター音がどこからともなく聞こえてくるので
ん?写真撮ってる??と不思議に思ったのですが、壁の向こう側に撮影コーナーがありました。
ネコのお面にマントや小物類まであり、みなさん楽しそうに撮影されてました。
もちろん私もしっかり撮影コーナー楽しんできました。
(写真)お土産に購入したポストカードセット
あと一ヶ月ほどで終わってしまうのですが、とっても満足度の高い展示です。
奥にあるカフェでは特別展のグッズ販売もしてます。
美味しそうなケーキやコーヒーもあるので都内にお出かけする時にお茶しに
ちょこっと寄り道すると楽しいかもしれません。